私自身、成人してからアメリカに渡り英語を習得しました。そのため、幼少期から英語環境で育った帰国子女ではありません。

アメリカに渡った当初、言われていることが理解できず、自分の意思をうまく伝えることが難しく、何度も悔しい思いをしました。

英語学習者の苦労や挫折感、歯がゆい気持ちがわかります。そして何よりも、日本語話者がよく間違えやすいポイントや、

日本語のニュアンスを英語でどのように表現するか、発音の難しい部分、英語と日本語のリズムの違いなどに精通しています。

２６年に渡り英語教育に従事してきて、現在はオンラインレッスンで、国内をはじめ世界中に住む日本人に英語を教えています。

忘れられない渡米時の出来事

私が渡米した当時、インターネットなどはまだ普及しておらず、家族に手紙を送るために郵便局を訪れました。そこで、「この手紙を日本へ航空便で送りたい」と伝えようとしましたが、たったそれだけの英語がうまく伝わらず、窓口の郵便局員に “What?” と聞き返されました。

必死に何度も繰り返したものの理解してもらえず、しまいには “Next, Please!”（次の方！）と無視された屈辱の経験が、英語習得の原動力になりました。

今となってはずいぶん酷い対応だと思いますが、当時の敗北感は相当なものでした。ひどい！絶対に英語を習得するんだ！とその時決意しました。今から30年以上前のことです。

こうして私自身、英語ができずに思いを伝えることができず、もどかしい思いを何度も経験しました。そして、必ず英語を話せるようになる！という強い信念のもと、自分なりに工夫と努力をして英語を身につけていきました。

海外に住んでいれば英語が話せるようになる、というわけではありません。子供の頃から英語環境で過ごしたわけではなく、大人になって英語圏で生活した場合には、正しい英語を意識して学び、取り入れる努力が欠かせませんでした。

英語が話せなかった自分が、どのような過程を経て自由に英語を話せるようになったか、を実体験から学んでいます。そのため、英語を自然に習得した帰国子女とは異なり、英語を教える際に学習者の立場に立って指導できます。

仕事への思い

人に興味があり、どんなタイプの方とも打ち解けて楽しくレッスンできるのが強みです。

これまで、さまざまな年齢層と職種の方々への指導経験があります。具体的には、幼稚園児、小学生、中学生、高校生、大学生、専門学校生、社会人、主婦、大学教授、外資系企業社員、海外赴任前のビジネスマン、会社経営者、県庁職員、移住を控えた方、インターナショナルスクール進学希望者及び在籍者、母子留学など海外在住者、退職者世代の方、海外プレゼンを控えた方々などです。

英語を恐れずに口に出せる方から、シャイで口にしにくい方まで、約26年間の講師経験の中で、フリータイム制スクールを含めて4,500人以上の生徒さんを指導してきました。

英語指導の他、学習者の到達目標に沿ったカリキュラム作成、オリジナル教材制作、習熟度査定、学習方法アドバイス、カウンセリング、新任講師指導など、英語教育全般に関わる幅広い経験があります。